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マンチカンのカーテン登り|叱らず遊びに替える工夫

| 文:野村 太一(ペット系フリーライター) | カテゴリ:しつけ

マンチカンのカーテン登り|叱らず遊びに替える工夫

マンチカンのカーテン登りは、叱るより登る場所と遊び方の見直しを。低い段差と短時間の遊びで、安全な行き先へやさしく誘導します。

カーテンによじ登るマンチカンを見ると、危ないと分かっていても、つい大きな声で止めたくなります。けれど猫にとっては、高い場所へ行きたい、揺れる布に反応したい、遊び足りないといった気持ちの表れであることも少なくありません。

マンチカンは足が短いぶん、床から少し上の場所でも「登れた!」という達成感を得やすい子がいます。叱ってカーテンだけを遠ざけるより、登りたくなる理由を別の場所で満たしてあげると、暮らしがぐっと落ち着きます。

まずは「登る場面」を3日だけ見てみる

対策の前に、いつ登るのかを軽くメモしてみましょう。時間帯と直前の出来事が分かると、対策を選びやすくなります。

  • 朝、飼い主さんの支度中に登る
  • 帰宅後、かまってほしそうな時に登る
  • 窓の外に鳥や人影が見えた時に登る
  • 夕食前など、部屋が静かになった頃に登る

たとえば帰宅直後に多いなら、留守番中にたまった元気の出口が足りないのかもしれません。窓際で多いなら、外の刺激に反応している可能性があります。原因をひとつに決めつけず、「この時は登りやすい」という傾向をつかむことが第一歩です。

カーテンの代わりに、低めの“登れる場所”を作る

マンチカンには、いきなり背の高いキャットタワーだけを置くより、上がり下りしやすい段差を用意するほうが使いやすい場合があります。

おすすめは、カーテンから少し離れた場所に置く次のような組み合わせです。

  • 高さ30〜50cmほどの安定したステップ
  • 滑りにくい台座の低めのタワー
  • 窓が見えるベンチや棚の一角
  • 上面が広く、寝転べるクッション

着地点がぐらつくと使ってもらいにくいため、家具は壁際に寄せ、倒れないか必ず確認します。カーテンのすぐ横に新しい場所を置くと、両方を行き来してしまうこともあるので、最初は少し距離をとるのがコツです。

揺れる布への反応は、ひもおもちゃで受け止める

カーテンが揺れる動きに夢中になる子には、遊びの中で「追う・跳ぶ・つかまえる」を満たしてあげましょう。夕方から夜にかけて、1回5〜7分ほどでも十分です。

カーテンを見上げたら、叱る前におもちゃを床近くで動かします。

最初はマンチカンの目線の少し前で、ひもおもちゃを小さく揺らします。興奮してきたら、家具の周りをゆっくり誘導し、最後は必ず「捕まえられる」動きで終えましょう。届かないまま終わる遊びが続くと、物足りなさが残ることがあります。

ひもや羽根のおもちゃは、遊び終わったら片づけます。留守番中に出しっぱなしにしないことも大切です。

登りそうな瞬間は、静かに行き先を変える

前足をカーテンにかけた瞬間に、名前を呼んで騒ぐ必要はありません。大きな反応が楽しいやり取りになり、かえって繰り返す子もいます。

  1. おもちゃや小さなおやつで床へ誘導する
  2. 降りられたら、落ち着いた声で褒める
  3. 代わりのステップやタワーへ誘う
  4. 使えた時だけ、遊びや褒め言葉を足す

「カーテンから降ろす」だけで終わらず、「ここなら登っていい」を毎回示すことがポイントです。家族がいる場合は、声かけや誘導方法をそろえておくと、猫も迷いません。

カーテン側も“登りにくく”整える

行動を変える間は、環境側のひと工夫も役立ちます。

  • 裾を短くして、つかむ部分を減らす
  • 厚手で重みのある生地に替える
  • 窓辺の家具を離し、助走しにくくする
  • 使わない時間はタッセルでまとめる

ただし、カーテンを完全に閉じて窓の楽しみまで取り上げる必要はありません。安全な見晴らし台を別に用意し、そこで外を見られる時間を作るほうが、無理なく続きます。

急に増えた時は、暮らしの変化も確認を

来客、模様替え、工事音、同居動物との関係など、猫にとって小さな変化が落ち着かなさにつながることがあります。急に何度も登るようになった、鳴き方や食欲、トイレの様子にも変化があるという時は、動物病院に相談しましょう。

カーテン登りは、困らせようとしている行動ではありません。マンチカンが安心して体を動かせる場所と、短くても満足できる遊びを毎日に足していくこと。それが、カーテンを守りながら猫の好奇心にも寄り添う近道です。

タグ:#マンチカン #猫のしつけ #困った行動 #室内環境 #猫遊び

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