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スコティッシュの耳観察|30秒で気づくサイン

| 文:岡崎 みどり(シニア猫ケアアドバイザー) | カテゴリ:健康

スコティッシュの耳観察|30秒で気づくサイン

スコティッシュフォールドの折れ耳は、掃除より日々の観察が大切です。耳垢やしぐさの変化、受診時に伝えたい記録をやさしく解説します。

スコティッシュフォールドと暮らしていると、折れた耳の愛らしさに目が行きがちです。けれど、耳まわりは「汚れてから念入りに掃除する」よりも、ふだんの様子を短く見て、いつもと違う変化を早めに拾うほうが大切です。

本棚の上を軽やかに歩く日も、くつろいでいる時も。耳そのものだけでなく、首を振る、片耳を気にするなどのしぐさまで、暮らしの中でそっと見守ってみましょう。

まずは30秒、「外から」耳を見ます

チェックのタイミングは、なでる時やブラッシングの前後で十分です。耳を無理に広げたり、耳の穴をのぞき込んだりせず、耳介の見える範囲を左右で見比べます。

見るのは次の3点です。

  • 赤み・腫れ・かさぶたがないか
  • ベタつく耳垢や、強いにおいがないか
  • 触れた時に急に嫌がらないか

健康な猫の耳は、目立つ分泌物が少なく清潔に見えるのが一般的です。一方、腫れ、分泌物、変色、汚れのたまりは、耳のトラブルで確認したいサインとされています。(vet.cornell.edu)

「耳垢の色」だけで決めつけない

黒っぽい汚れを見つけると、すぐ耳ダニを心配したくなるかもしれません。たしかに、耳ダニでは黒く厚い耳垢のような汚れ、頻繁な耳かき、頭を振るしぐさが見られることがあります。(vet.cornell.edu)

ただし、見た目だけでは原因を分けられません。耳垢の量や色には個体差があり、酵母や細菌など別の要因が関わることもあります。自己判断で市販薬を使ったり、何度も拭いたりする前に、変化の経過をメモして動物病院に相談するのが安心です。(vet.cornell.edu)

「昨日までと違う」が、受診で役立つ大事な情報です。

家でのケアは、耳の入口までにとどめます

汚れが見えない耳を、定期的に奥まで掃除する必要はありません。むしろ、綿棒を耳の穴に入れると、汚れを奥へ押し込んだり、耳の中を傷つけたりする心配があります。

もし耳介の表面に少量の汚れが付いているだけなら、やわらかいコットンで見える部分をそっと押さえる程度に。耳洗浄液や点耳薬を使うケアは、必要性と方法を動物病院で確認してから始めましょう。耳ダニなどが疑われる場合も、耳の奥を確認して原因に合った対応を選ぶことが重要です。(vet.cornell.edu)

受診を急ぎたい3つのサイン

次の様子があれば、様子見を長引かせず、動物病院へ連絡しましょう。

  1. 耳を何度もかく、頭をしきりに振る
  2. においの強い耳垢、出血、腫れがある
  3. ふらつく、首を傾ける、触ると強く痛がる

外耳の炎症が進むと、中耳・内耳まで影響し、聴こえやバランスに関わる場合があります。特に、激しくかき続けて耳たぶがぷっくり腫れてきた時も、早めに相談したい変化です。(vet.cornell.edu)

通院では「片耳だけ?いつから?」を伝える

耳の診察では、耳垢の量だけでなく、片側か両側か、かゆがる頻度、最近の生活の変化などが手がかりになります。受診前にスマホへ次の4項目を残しておくと、説明がぐっとスムーズです。

  • 気づいた日と、悪化・改善の流れ
  • 頭を振る、かく回数や場面
  • 汚れ・におい・赤みの有無
  • 家で使ったケア用品の名前と回数

折れ耳の形は、その子のチャームポイントです。だからこそ、耳を「きれいにする場所」ではなく、いつもの元気を確かめる小さな窓として見てあげてください。30秒のやさしい観察が、愛猫の快適な毎日につながります。

タグ:#猫の健康 #スコティッシュフォールド #耳のケア #病気のサイン #動物病院

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