爪とぎを家具でさせない|やめさせるより「ここで」と教える
| 文:野村 太一(ペット系フリーライター) | カテゴリ:しつけ

爪とぎは猫の本能。やめさせるのではなく、適切な場所に誘導するのが正解です。爪とぎ器の選び方・置き場所・困ったときの対処をまとめました。
爪とぎは「悪いこと」ではない
爪とぎは、古い爪をはがす、マーキングする、ストレスを発散する、伸びをするなど、猫にとって大切な意味のある行動です。やめさせようとするのではなく、「ここでといでいいよ」と適切な場所に誘導するのが正しいアプローチです。
爪とぎ器の選び方
猫には好みのとぎ心地や向きがあります。
- 素材:段ボール・麻・カーペットなど。何種類か試して好みを探る。
- 向き:縦置き・横置き・斜め。伸びをしながらとげる縦型が好きな子も多い。
- 安定感:といでいる最中にぐらつくと使わなくなります。しっかり固定を。
置き場所が肝心
爪とぎ器は「猫がといでほしくない場所の近く」に置くのが効果的です。よくとぐ家具のそばや、寝起きに伸びをする場所、部屋の出入り口付近など、生活動線に合わせて複数設置しましょう。
家具でといでしまうとき
- とがれて困る場所には、保護シートやカバーを貼る。
- ツルツルした素材や両面テープを貼ると、感触を嫌ってとがなくなることも。
- すぐそばに爪とぎ器を置き、そちらでといだらほめる。
叱っても、猫は「なぜ怒られたか」を理解できません。環境を整えて、自然と良い場所を選ぶよう導きましょう。
子猫のうちから習慣づけ
子猫の時期から爪とぎ器を用意し、使えたらほめることで、家具をとがない習慣がつきやすくなります。
よくある質問
Q. 用意した爪とぎ器を使ってくれません。 A. 素材や向き、置き場所が好みに合っていない可能性があります。種類を変える、よくとぐ場所のそばに置くなど試しましょう。
Q. 何個くらい必要? A. 1匹でも複数あると安心です。多頭飼いなら頭数+1を目安に。
爪とぎは止められない本能。だからこそ「ダメ」ではなく「ここでどうぞ」。お互いに気持ちよく暮らす工夫をしていきましょう。