室内飼いでも油断禁物|ノミ・ダニ予防の基本
| 文:岡崎 みどり(シニア猫ケアアドバイザー) | カテゴリ:健康

完全室内飼いでも、人の衣類や同居動物を介してノミ・ダニは持ち込まれます。被害の症状から予防薬の種類、見つけたときの対処までを経験豊富なライターがやさしく解説します。
「うちは室内飼いだから大丈夫」は本当?
ノミやダニは屋外だけの問題ではありません。人の衣類や靴に付着して家に入り込んだり、ベランダに出たときや同居の犬・猫を介して持ち込まれたりします。完全室内飼いの猫でも、油断は禁物です。
ノミ・ダニがもたらす被害
- かゆみ・皮膚炎:噛まれた箇所をしきりにかく、なめる。
- アレルギー:ノミアレルギー性皮膚炎を起こすことがある。
- 貧血:大量寄生では、特に子猫で貧血のリスク。
- 病気の媒介:条虫などの寄生虫や、人にうつる感染症を運ぶことも。
予防薬の種類
動物病院で処方される予防薬には、首の後ろに垂らすスポットタイプ、飲ませる錠剤タイプなどがあります。市販品もありますが、効果や安全性の面から、まずは動物病院に相談して体重や月齢に合ったものを選ぶのが安心です。
見つけたときの対処
体に黒い粒(ノミの糞)や動く虫を見つけたら、自己判断で市販薬を使う前に動物病院へ。すでに寄生している場合は、駆除と並行して寝床やカーペットの掃除・洗濯を徹底し、再寄生を防ぎます。
日ごろの予防習慣
定期的なブラッシングは、寄生に早く気づくきっかけになります。多頭飼いの場合は1匹だけでなく全頭の予防を。動物病院で年間スケジュールを相談しておくと安心です。
よくある質問
Q. 予防は一年中必要ですか? A. 暖かい室内では冬でも繁殖しうるため、通年予防がすすめられることが多いです。地域や生活環境に応じて動物病院に相談しましょう。
Q. 人にもうつりますか? A. ノミは人を刺すこともあります。猫の予防は、家族の健康を守ることにもつながります。
予防は「かかってから」より「かかる前」が何倍も楽。見えない敵だからこそ、習慣にしておきたいケアです。